このブログによく出て来る私の伯父伯母は、自分の誕生日に執着する人です。誕生日だけではなく、私にとっては両親の養父母にもあたるので、それぞれの誕生日と父の日・母の日に贈り物を欠かさずするようになりました。
その傾向は、本人たちが60歳くらいの頃から顕著になったと記憶しています。まずもって、誕生日を祝わないといけないというオーラがすごいです(笑)。その一方で、敬老の日のお祝いなどは頑なに拒否する意思が垣間見られ、空気を読んで敬老の日はおろか古希・喜寿・傘寿などのお祝いはしたことがないです。
つまり誕生日は祝って欲しいけれど老人扱いはごめんだ、という訳なのです。
そればかりではなくて、贈り物も自分が気に入らないと必ずダメ出しをします。よって品物も贈り方も決まっています。例えば、かつて誕生日の何日か前に贈り物が届くようにしたらそれが気に入らなかったので、それ以降は必ず「当日に」物が届くように手配するようになりました。
要求の多い、面倒な人たちです。人格障害たるゆえんです。
他人を決して許さない高慢な人なので、例えば伯母も伯父も実の兄弟や姉妹とは口論の末に絶縁しています。そして周囲を押さえつけて思い通りに動かして消耗させる人なので、誰も寄り付かないところがあります。本人も孤独で辛いかも知れませんがそれは因果応報、自業自得というものです。
今日はそんな伯母の米寿の誕生日です。(米寿には触れずに)お祝いの電話も決まった時間にしないと許して貰えません。
米寿は素直におめでたいので、本当はお祝いしてあげたい。
ですが、本人がそれを峻拒しているのです。ディケンズの描くスクルージ(吝嗇なところはそっくりです)が可愛く思えるくらいです。
私自身も自分はよく30年もこんなことを続けていると思います。
クリスマス・キャロル (小説) - Wikipedia
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