フルーティシプレの投稿の続きです。
ニナリッチのドゥシドゥラ(ジャン・ギシャール、1994年)はあっちこっちという意味の名前のフレグランスです。
- トップ:アプリコット ピーチ ラズベリー レッドカラント ボロニア オスマンサス(金木犀)
- ミドル:スウィートピー ローズ フリージア ジャスミン
- ベース:レジン(樹脂) パチュリ サイプレス バニラ サンダルウッド (Fragranticaより)
ボトルとキャップが印象的なデザインで、ボトルはオードトワレがピンク、トワレコンサントレ(オードパルファム)がオレンジ、パルファムがレッドの地に金色で曲線の模様が描かれています(画像はトワレ(左)パルファム(中央)オードパルファム(右)です)。
記憶の中ではバブルっぽい香りというか、当時流行っていた押し付けがましいとも言える甘いピーチの香り(トレゾァなど)が特徴的だと思っていました。今改めて香りを確認すると、思いのほかウッディな部分がある香りです。調香を見てオークモスが使われていないのが意外でした。若くてキャピキャピした香りだと思っていたのですが、それは当時の他の香りと比べてそう感じただけで、今の香りと比べたら大人っぽさもあってコケットというのか小悪魔的な香りに感じます。
ジャン・ギシャールはキャシャレルのルウルウやカルティエのオブセッションなどを調香した人で、子供のオーレリアン・ギシャールも調香師です。
ドゥシドゥラは他のニナリッチの香水と同様フリマアプリで投げ売りされている傾向が強く、いくつかボトルが集まりました(ニナリッチの香水で投げ売りされないのはラリックボトルのレールデュタンくらいではないかと思います)。
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