鬱病のときに何が一番私の支えになっていたのかというと、家族でも友人でも仕事でもなく、飼っていた猫でした(猫は家族同然ではありましたけれど)。
それは、心の癒しということもさることながら、夫はあまり猫の面倒は見なかったので、私がいなくなったらこの猫が餓死してしまう、という責任感のようなものでした。
自分は食事をする気力がないときでも、猫の餌だけは用意しなくては、というように、身体を動かすモチベーションを与えてくれました。
臆病で甘えん坊な猫でしたので、余計にそう思ったのかも知れません。
結婚前に夫が拾って私の部屋に連れて来た猫でしたので、正確な年齢はわからないのですが、15年間一緒にいてくれました。
鬱が本格的に良くなる前に死んでしまったのですが、もしかしたら私の鬱も一緒に天国に持って行ってくれたのかも知れない、と思ったりします。
ハンドルネームを迷い猫としたのも、猫が好きだからです。
Comments