四条大橋からの眺めです。
子供の頃自宅にあったラジカセを、分解して叱られたことがあります。
どうにも、記憶よりも音が低く聴こえることが許せなかったのです。
分解して組み立て直したら音が正常に戻るのではないか、と子供心に思ってそうしました。
同じことは、いわゆるダブルデッキのプレーヤーを購入したときにも起こりました。両方で、出る音程がわずかに違っていたのです。片方が明らかに低かった。
それが気持ちが悪く、叱られるので(笑)分解することもできず、あまり使わないまま一人暮らしのため家を出てしまいました。
自分に絶対音感があるらしいと気づいたのは、それから随分経ってからで、最相葉月さんの『絶対音感』という本を読んで、同じような人がいることを知りました。
絶対音感を持つ人の中でもさまざまなレベルがあるそうで、私はすべての音が音符として聴こえるほどではないようです。
なぜ絶対音感を持っているのかはわかりません。確かに子供の頃にピアノとエレクトーンを習いに行かされましたが、それで培われたというのではない気がします。
発達障害とは関係があるような、ないような。
レコードやカセットテープのようなアナログのメディアからCDに切り変わったときには、プレーヤーによって音程が違うことで気持ち悪くならずに済むことが嬉しかったです。
今の若い人の中にはレコードが好きな人も多いようですが、私は自分がアナログに戻ることはないと思っています。
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