よく、毒になる親からは早く逃げなさい、と言われます。
私も同じような境遇の人に逃げるよう言われ、あまりにぐずぐずしていたので愛想をつかされたことがありました。
自分の置かれた状況は手に取るように把握している。
親と距離を置かなければならないということもわかっている。
でも距離を置くとすると、さまざまな不愉快なことが想定されるのでなかなか踏み切れない、という状態が長く続きました。
鬱のため、そんなエネルギーがなかったということもあります。その人には、逃げて温泉旅館の仲居にでもなればいいとすら言われたのですが、逃げる気力すら湧きませんでした。
逃げるには、精神的・経済的な余裕が必要なのではないかと思います。
ツイッターなどで、親に対してネガティブな発言を繰り返していながらも状況が打開できないかたを見かけるたびに、過去の自分を見ているようで胸が痛みます。
状況を正確に把握していても、どうにもならない時というものはあります。
いずれ、状況や自身が変わって(親が変わることはあまり考えられないです)いい方向に進むことを願わずにはいられません。
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