共感

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ASD(アスペルガー症候群)を抱えている人は、共感能力が乏しいとよくいわれます。

自分を省みると確かにそのようなところがあって、相手の立場に立って物事を捉えたり考えたりすることが苦手です。

また、相手の表情などから感情を読み取ることも苦手であるうえ、感情の捉え方が定型発達の人より大雑把というか、細かなニュアンスを捉えられないところがあります。

ですが、例えば相手が怒るようなことをわざとしたり、相手が最愛の人を亡くして悲しんでいるのをせせら笑ったりといったことはしません。

そうではなくて、心ならずも相手の感情がわからずに不適切な対応をしてしまう。

歳を取って経験が増えると、以前より少しは相手の複雑な感情もわかるようになってきたような気がしています。定型発達の人には及ばないことも事実ですが、今後もっとわかるようになる可能性があると思います。

ASD(アスペルガー症候群)の人は、共感能力が乏しいというよりはむしろ未発達という方が適切なのではないかという気がします。

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