昨日は、惰性でしていることをやめるのにはエネルギーが必要なのではないかということを書きました。それに、少し補足したいと思います。
何も考えずに惰性でしていることをやめることが、どうして難しいのか。ただやめればそれでいいのではないか、と思ったかたもいるでしょう。
私も夫に対してはそう思っていました。
ですが自分に当てはめて考えてみると、発達障害ならではの難しさがあるように思いました。
一つ目は、ASD(アスペルガー症候群)を抱えた人が持つこだわりがあると、なかなかやめることができなくなってしまうということです。
二つ目は、これまであまり意識していなかったのですが、ASD特有の視野の狭さがあるのではないかということです。
あることをする、ということにフォーカスしてしまうと他の選択肢が目に入らなくなってしまう。突然の予定の変更が苦手なのは、こだわりと同時に視野の狭さがあるようです。
夫は、夜になると飲酒以外の選択肢が目に入らなくなっていたのでしょう。
それを、惰性という言葉で表現していたのではないかと推測しています。
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