京都に住みはじめて感じたことは、ここは今でもまだ日本の中心だということです。
都内に住んでいた時には感じなかったことです。「物理的に」東京が日本の中心だということは感じていましたが、京都の中心感というものはそれと位相が違っています。
それは1200年の時がそうしたということなのですが、それほど長く「みやこ」であり続けたことには理由がある。
何と表現したらいいのか、京都の地下深くに巨大な磁石があって様々なものを引き付けているような、そんな感じがするのです。
京都を関西とひとくくりにすることに違和感があります。ここは大阪神戸とは明らかに違います(むしろ、滋賀の方が「みやこ」に近いような感じがします。地続きです)。神戸大阪方面から阪急に乗って京都に向かうとわかるのですが、長岡京あたりから別世界になります。
ひとことでいうと、「いいところ」。
そう、ここはいいところ(ええとこ、というべきか)なのです。だからみやこになった。
おそらくまだもうしばらく(といってもかなり長くかかると思います)は京都が日本の中心で、そのあと中心は東京に移るのでしょう。
追記:ブログ主が京都をいいところと表現したのは語彙力が乏しいためで、ほかに何と表現したらいいのかわからなかったからです。大阪や神戸を貶す意図はありません。何というのか、長い間多くの人が京都を「いいところ」としてきたその集合意識を住んでいると感じる、というのが正確かも知れません。
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