心理

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今年は、様々なものが小売店の店頭から消えて品切れになることが多かったです。マスクや消毒液、うがい薬などが売り切れた理由は理解出来るのですが、何故か小麦粉とパスタがしばらくどこの店頭からも消えていました。いまだに私には理由がわからないです。

最も酷かったのがトイレットペーパーで、ネット上のデマが発端で供給不足はあり得ないということが何度報道されても買い占め行為はなかなか終わらず、半年くらいの間は1人1個というような感じで購入に制限がある店舗があったと思います。

トイレットペーパーやティッシュペーパーなどかさばるものはまとめてネットショップで買うことにしているので、もしもまとめ買いのタイミングの直前に買い占めが起こったとしたら困ってしまうところでした。

私の母はオイルショックの時にトイレットペーパーを買い占めたそうですが、まさか40年以上後の情報社会で同じようにデマに踊らされる人がこんなにいるとは思いもよらなかったです。

それだけ皆さん不安を感じていたのだと思いますが、買い占めには集団心理というのかインフレーションやバブルに似たようなところがあって、棚からなくなっているのを見てしまうと、あるいは人が買い占めているのを知ると、本当は必要がない人でもつい買ってしまって買い占めに拍車をかけてしまうようです。

最近は災害も多いので、消耗品などはある程度ストックされている人がもっと多いかと思っていました。そういえば神戸の私が住んでいた場所では、東日本大震災のあとには乾電池と懐中電灯が品切れになりました。神戸には被害はなかったのに報道を見た人が慌てて買ったということのようです。阪神大震災を経験している人が多い筈なのに家に懐中電灯がない人がそれほどいたとは、とびっくりしたことを覚えています。

もしかしたら転売目的の人が買い占めた部分が大きいのかも知れません。

いずれにしても、このような場合に高額転売や必要のない買い占めをなくして本当に必要な人の手に届くようにするにはどうすればいいのかは、いくら考えてもわからないです。

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