二度目の就職をすることになったことがきっかけで、大学の同級生ではありますが無職の人と結婚して今に至ります。
少し前にさる高貴な家の女性がフリーターというのか勉強中の人と婚約(今もそうなのかはわからないのですが、少なくともそのように報道されています)されたことについて、世間の人が特に男性に対して厳しい見方をしているのを見聞きするたびに、まるで自分のことを悪く言われているかのような気がしていました。
私が結婚したときにも、例えば何もしなくても夫の親族からは無言で女のくせに生意気だというような批判的な態度を取られたり、後輩の男性からは夫のことをヒモだと言われたり、専業主婦になった友人達からは距離を置かれたりしたのですが、それはそのような世代であったり20年も前のことであったりしたからだと思っていたので、今の時代にそんな価値観(男性は外で稼いで女性は家を守る「べき」)を持っている人がこんなに多いとは思ってもみなかったです。
ただ、私のような庶民と違っていい家柄に生まれた人なのだから、結婚相手は他に条件のもっといい人がいくらでもいる筈なので、そういう意味では金銭的にも精神的にも苦労をご存知ないから結婚に甘い夢を見ているのかなという気はします。
私の場合には、鬱病になっても実家や結婚相手に頼ることが出来なかったことで、病気を押して歯を食いしばって働いてこじらせてしまったところがありますので、余計にそう思うのかも知れません。
夫の実家に二人で結婚したいと言いに行ったときには、夫の父に一言バッサリと「反対はしないけれど賛成もしない」と言われました。
そんなことを思い出します。
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