昨日の続きです。
ソーピーな香りについては、有名なシャネルの5番もバラとジャスミンとアルデヒドが一体となった香りで、石鹸系の元祖と言えると思います。
クリーンというフレグランスメーカーの製品からメゾンフランシスクルジャンのアクアユニヴェルサリスに至るまで、多くの石鹸系の香りがあります。私は上記以外にエルメスのカレーシュ、ナルシソロドリゲスのシグネチャーフレグランス、アレッサンドロデラクアのシグネチャーフレグランス(廃番)、クロエのクロエインテンス(廃番)、アッカカッパのホワイトモス、フィロソフィーのアメイジンググレイス、ジルカンチュエルのクレアチュールアンジなどを持っています。
ただ、世の中に石鹸系の香りのフレグランスは数多くあるのですが、石鹸そのものの香り、固形石鹸を思わせる香りというものはあまりないと思います。ソーピーな香りを集めているとだんだんそれを極めたくなってしまって、より石鹸的なものを探してしまいます。その点では固形石鹸のような香りのクロエのクロエインテンスとアレッサンドロデラクアがあったのですが、いずれも生産中止でもう製造されていません。他に私が知っていてこれぞ石鹸!と感じる香りは、どれも日本のメーカーのものです。
1つがフィンカのシャボンウォーター、1つはJ-Scentの紙せっけんという名のフレグランスです。どれも香水にしてはとてもリーズナブルな価格です。
私が香水について教わることが多くて、素晴らしい知識を持っておいでの知人(やはり固形石鹸系のshiroのフレンチサボンをお譲りいただきました)も、石鹸系の香りを集めていらして、一度待ち合わせに遅れてしまった時にシャボンウォーターを付けていて、入浴していたために遅れたのだと相手に思われたことがあったそうです。私が個人的に最も完成度が高いと思うのは、紙せっけんです。
どちらもユニセックスで使えると思いますが、やや女性寄りかも知れません。石鹸の香りをさせたり、湯上がり風や清潔感を演出したりしたい時にはお勧めです。
石鹸系以外にも、バラの香り、フィグ(イチジク)の香り、チュベローズやくちなしの香りなどを意識して集めていました。香水について書いていると、書きたいことが多過ぎてつい長くなってしまいます。
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