衝撃

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私はクラシック音楽が好きなのですが、子供の頃の家庭環境がそんな感じであったという訳ではありません。確かにピアノは習っていましたが、私の両親は演歌というのか歌謡曲が好きでカラオケに通うタイプです。

私自身もクラシックだけでなくポップスもジャズもよく聞きますし、そもそもクラシック音楽が好きになったのは大学生の時のことでした。それまではクラシックは退屈でつまらないものだと思っていたのですが、何気なくこの曲を耳にして衝撃を受けたことがきっかけです。

ラヴェルといえばボレロが有名ですが、私にとってはこの「弦楽四重奏曲」(動画は第一楽章と第二楽章です)や、「水の戯れ」などのピアノ曲の方が親しみやすいイメージです。ラヴェルやガーシュウィンの曲を知ったことで、初めて自分が聴いていたジャズなどの音楽とクラシックが繋がった感じです。

個人的には、ラヴェルの作曲のやり方にはある種のこだわりがあって、それはもしかしたらアスペルガー的なこだわりなのではないかという気がしています。

私が受けた音楽教育は、音楽の父とされるバッハに始まり、バロック、古典派、ロマン派というように時代をくだって学んでいくもので、そのためかどうかはわからないのですがラヴェルなどは現代の音楽のようにしか聴こえません。

今思うと、時代をくだるのではなく遡って学んでいたとしたら、クラシック音楽をもっと早く好きになったのではないかという気がします。

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