ASD(アスペルガー症候群)を抱えた人は、曖昧な表現が苦手だと言われています。
例えば、「適当にやっておいて」「よしなに」「うまいこと言っておいて」などと指示されても、具体的にどのようにしていいかわからないとされています。
ですが、それなりに社会経験を積み、発言している人がどのような人か知っていれば、曖昧な言葉であっても相手が何を求めているかわかるので、一概にそれが当てはまらなくなるのではないかと思っています。
少なくとも私は、曖昧な言葉が何を指すのかで困った経験がありません(相手を困らせていた可能性はあります)。ですので、発達障害について調べていたときに自分が該当するとは思いませんでした。
いわゆるサリーアン課題にしても、多少の知識や経験があればこなす発達障害の子供は多いのではないかと思います。
ただ、デジタル思考というか、全か無かという思考パターンがあることは自覚しています。
デジタル音源がアナログ音源をパーフェクトに再現していないのと同じように、私も曖昧な言葉をパーフェクトに理解することはできず、近似値で代用している可能性はあります。
例え定型発達の人であっても、曖昧な表現の理解にあたっては常識が問われるのではないかと思いますので、発達障害の人だけの問題ではないのではないでしょうか。
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