人の死に方を決めるのが政治なのではないか、というようなことを書きました。
政治が作為あるいは無作為によって死に方を決めるのであれば、生命を超える価値というものを提示しなければならないと思います。
ところが、それは極めて難しい問題です。
価値を押しなべて相対化してきたのが人間社会の歴史と言えるのではないでしょうか。そして、人間にはエゴがある以上、価値観が衝突することは避けられないでしょう。
どんな選択をしても、必ず誰かが不満を抱く。
…というようなことを理解するのに、30年くらいかかりました。大学の政治学の授業では、あまりにも当然過ぎて教えてくれなかったのかも知れません。
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