このところの猛暑のため、野菜が高騰しているようです。
スーパーマーケットに行くと確かに値段も高いのですが、特に葉物野菜があまりない感じです。とにかく日射しが強く、私がベランダで育てていた鉢植えも枯れたり葉がチリチリになってしまったりしていますので、プロでも野菜が育たないのでしょう。
そのためもあって、今年の夏は京野菜を多く買っています。これまで京野菜は割高なイメージがあってくわいや堀川ごぼうなどを除いて買ったことがありませんでしたが、他の野菜が値上がりしたので相対的に安く感じられます。
それでわかったのは、京野菜は味は淡白なのですが何というのかどれもとても微妙な(いい意味で)味わいがあることです。滋味というのでしょうか。
賀茂茄子、九条ねぎ、伏見とうがらし…どれも大切に育てられた味がします。
調べてみると、京野菜には「京の伝統野菜」に認定された品種とそれに準じるもの(鷹峰とうがらしや万願寺とうがらしなど)、そして「ブランド京野菜」があるようです。店頭ではあまり区別されていない感じです。
淡白だけれど味わい深いという特徴は、京料理一般にもいえることだと思います。
下の写真は、福島産の桃です。原発事故以降ひどく値崩れして気の毒なのですが、それでも一切手を抜かないで作っていらっしゃることが包丁を入れただけでわかります。
Comments