カサンドラ症候群症候群の定義はまだ固まってはいないようですが、とりあえずASD(アスペルガー症候群)を抱える人と結婚し、コミュニケーションがうまくいかずに精神的に追い詰められている状態をいうとされているようです。
ASD(アスペルガー症候群)を抱えている人は、コミュニケーションに問題があることが多いので、必然的に配偶者との間にもディスコミニュケーション、ミスコミュニケーションが生じてしまう。
私と夫の間でも、毎日のようにディスコミュニケーション・ミスコミュニケーションはあります。夫に、「人間に関心がない」「他の人に関心がないんでしょ」と吐き捨てるように言われたこともあります。逆に、夫に対してもう少し人の言葉を聞いてもう少し言葉を選んで話してもらいたいと思うことも多いです。
私や夫のようにASDであってもそうですので、ASDを抱えている人と結婚されている定型発達の人であればなおさらではないかと思います。
こうすればカサンドラ症候群は防げる、というような知恵はあまりありませんが、私自身を含めてなってしまう人に共通するのが、無意識のうちに相手に理解や共感を期待してしまうということなのではないかと思っています。あるいは、相手を無意識に思い通りに動かそうとしている、と言った方が適切でしょうか。
そのような期待をしなければ100%うまくいくという訳ではありませんが、発達障害は障害なので、できないことはある程度諦める方が気が楽になるかも知れないと思うのです。
この問題については、もっと深く考察してみたいと思っています。
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