遺書

生活

昨日の続きです。

私には子供がいません。理由はいくつかあるのですが、私が積極的に子供を欲しいとは思えなかった理由の一つに、毒親育ちであるということがあります。

自分が不幸な子供であったために、子供を欲しいとは思えなかったし、自分の親の育て方が間違っていたと思っている一方、それしか知らないので、仮に子供が生まれても自分のようにならないよう育てる自信がありませんでした。

いわゆる虐待の連鎖を、意識的にも無意識的に止めたという自覚があります。

子供がいない人生を消極的にしろ積極的にしろ選択したので、一人っ子でもあることから、遺書をこまめに書き換えています。

それは財産があるからではなく、親と夫がもめることを避けたいからです。

友人に、子供が欲しかったのに授からなかった人がいるのですが、お相手が一人っ子なので責任を感じてしまうと言っていました。私の世代ではまだまだ家の跡取りという考え方が強いのかな、という印象です。

いずれにしても、子供がいないイコール気楽ではないと思います。

人口が減っているというのはそのような人や家庭が増えているということでもあるのでしょう。

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