うちのお雑煮は東京風ではないかと思います。澄んだ出汁に角切りの餅(焼いておく)、小松菜、鶏肉、椎茸、ミツバ、柚子というシンプルなものです。本当は鶏肉で出汁をとって、さらにかまぼこを入れるのが一般的な東京のお雑煮のようですが、私は手順を省略しています。
母の実家は高知なのですが、高知のお雑煮は東京風とよく似ているようです。四国といえば、香川のお雑煮はあんこ入りの餅を入れることで有名ではないかと思います。
京都のお雑煮は白味噌、丸餅、金時人参、大根、海老芋(頭芋)、ミツバや壬生菜、柚子、花がつおという内容だそうです。年末にはお雑煮用の小さな大根(普通の大根だと輪切りにすると大き過ぎるため)が店頭に並びます。丸餅や丸い輪切りの具材を使うのは、家庭円満や物事が丸くおさまるようにという意味があるそうです。
少し調べたところでは、関西は丸餅白味噌で、東京の角餅すまし汁は江戸時代の参勤交代で各地に伝わったということのようです。丸餅と角餅の境目は滋賀、岐阜、三重あたりのようですが、地域差というのか独自のお雑煮があるというところも少なくないようです。
全国お雑煮図鑑
全国お雑煮図鑑は47都道府県の個性豊かで美味しいお雑煮をレシピとともに紹介します。制作/前原製粉株式会社・株式会社ZIZO。
私はお雑煮が好きなので、お正月以外でも食べたいと思うことがよくあります。いつか京都のお雑煮も作ってみたいと思っています。
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