逆転

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子供の頃、親戚の着ている晴れ着などで目にした実家の家紋は三つ銀杏と呼ばれるものでした。父の実家のある山口県に多い家紋だそうです。

ですが、私は名前を教えて貰って初めてそれがイチョウの葉だと認識しました。まったく別のものに見えていました。

銀杏紋 | 家紋無双
銀杏は世界古来の樹木のひとつであり、その起源は一億五千年前に至るといわれます。非常に長寿の木で、千年を超えるものも数多く存在し、生きた化石と呼ばれています。 銀杏は水分を多く含むため、火災にも強く、炎に焼かれても簡単には枯死しません。そして火災のあとには、一番に新しい芽が出るほどに、生命力が強いのも特徴です。そのため防...

面白いことに、日本の家紋は白黒反転させたものも同じものと認識して使います。おそらく、着物に白抜きで紋を入れるという使い方をされているからでしょう。

教わったのは小学生くらいの時だったと思いますが、それが3枚のイチョウの葉の図案だということを知った後になっても、私にはどうしても地と紋様が逆転して見えてしまうのです。つまり上の図でいうと黒い大きな円の中に白い尖った模様があるように見えて、逆さまになった三菱のマーク的というのか、風力発電機の羽根のように見えます。

同じように3枚の葉を使った葵の紋ではそういった地と紋様の逆転現象は起こりません。面積の問題なのか、デザインや形の問題なのか、葉の向きの問題なのかはわからないです。

逆転して見えない場合でも、うちの家紋はそのまま回転しそうな扇風機のような見た目です。

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