母との電話はストレスだと書きました。
大体において、毒になる親というのはコミュニケーションの仕方がおかしいことが多いと思いますが、両親とも徹底的に人の話(特に私の話)を聞かない人間です。
また、機能不全家族においては親子の役割が逆転していることが多いとされていますが、両親ともある意味子供のままであって、私は支配されると同時に甘えられる存在でした。
いつものように電話していると、母が自分の兄弟のことでひどくストレスを受けている様子で私に愚痴を言いたいらしく、実家に来て欲しいといったきり受話器を置いてしまうということがありました。
つまり、私の予定などは知ったことではない、すぐ来い、ということです。
愚痴りたいだけで別段私の手を借りたいということでもなく、仕事があったので放置していました。
次に電話する時間になって、母からかかって来たので電話を取ると、「私。元気よ」と言うなり受話器を置いてしまいました。
私にそうすることで八つ当たりをするのです。
子供の頃から、そうやって人を相手に感情を発散する人でした。75歳になっても、一向にその傾向はなくなりません。
こんなことを書いている私の方が冷たい、と思う人もいるでしょう。
ですが、自分なりに身勝手な両親にはまともに尽くして来て、もう飽和してしまっているのです。
感情のゴミ箱にされる、というのも辛いものです。
特に、私はASD(アスペルガー症候群)なのでもともと人の感情がわからないため、愚痴を聞くのは苦手ですし感情をぶつけられることには恐怖すら感じるからです。
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