オンラインで仕事をしていると、終わった時に自分は一体何をしていたのだろうか、と虚しい気持ちになることがあります。
音声や画像で相手のことを見たり声を聞いたりしているのに、実際に会って話をしているのとは何かが違っています。
これまでに、例えばライブに行った感じとライブの映像を見ただけの感じが違っていることはわかっていたのですが、それはスピーカーなどの再生環境の問題ではないかと思っていました。ですが、単に話をすることでもこれほどの違いがあるとは予想していませんでした。
オンラインでの会話よりも、眠っている時に見る夢での会話の方が現実味があるように感じます。
画像や音声だけでは伝わらない何かがきっとあるのですが、もしかしたらその感覚は五感とは別のものなのかも知れないと思います。
現実味や臨場感という言葉では言い尽くせない何か。生きているという実感を形作る要素。
それは、新型コロナのパンデミックで失われたものの一つです。
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