これは2〜3日前の記事ですが、うまく投稿出来ていなかったようなので再掲です。
この動画は、私が最も好きな曲(ラヴェルのピアノ協奏曲ト長調)にジェローム・ロビンスが振り付けたものです。第2楽章の部分です。女性ダンサーは、シルヴィ・ギエムがオペラ座バレエを退団した後では最も現代的なダンサーだと私が思っていたマリ=アニエス・ジロです(男性はマグネネットという人のようです)。ジロはカールソンのシーニュを踊ってエトワールに任命されただけのことはあって、踊りのスタイリッシュさとスケールの大きさが魅力だったと思います。
私は文学にしても音楽にしても擬古典が好きです。古典を現代に持って来るとどうなるかということに関心があるからかも知れません。
ギエムとイレールのグランパクラシックです。見応えがあります。
ギエムはクラシックバレエの枠には収まり切らない人でした。白鳥などの古典を踊っている映像も残っていますが、何というのか自分を小さく仮装して演じているみたいで、それでも彼女が出て来ると突然舞台が狭くなったような感じがします。
古典を自分のものにしつつどこかしらそこから逸脱する、そんな芸術や人が何故か好きです。
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