昨日、人と争うことが苦手だと書きました。
人と競うことも苦手でした。私が初めて人と競うことに直面したのは、小学6年生になって中学受験のために塾に入った時です。
それまでは一切成績のことなど考えずに過ごしていたのですが、親から突然ある日受験するように申し渡され、何を考えていたのかその塾で「一番」の成績を取るように言われました。その後クラスで一番であるとか学年で一番であるとか様々なことを言われるようになり、そのような家庭教育は間違っていると今なら分かるのですが、当時は何も考えずに従っていました。
勉強そのものは嫌いではなかったのですが、◯◯で一番という目標は、競争相手がいる以上自分の努力だけではそもそもが無理なのです。
そのような動機で勉強したことは、何一つ私の身には付いていません。
当時の私は素直な子供でしたので、素直に勉強して結果が出ない時にはそのまま自己嫌悪に陥りました。その自己嫌悪を引きずって今に至るので、子供を持つ親御さんには子供の動機付けには慎重になって貰いたいと思っています。
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