香水が好きなのですが、所持している種類が多いためこれまで使い切ったボトルはあまり多くはありません。また、ボトルが空になってそれきりという香水もあまりなく、それほど好きな香水であったら大抵バックアップというのか予備のボトルも持っています(香水も製品の一種なので廃番といって製造が中止されたり、原料が変わって香りが変わってしまったりといった多くの悲しい経験がそうさせています)。
予備のボトルを除いても350種類くらい所持しているのですが、平均50ml入りのボトルと考えて、私の使い方だと50mlのボトル1本を使い切るのには毎日使って2年近くかかると思います。
つまり、私は一生かかっても使い切れる筈のない量の香水を持っているということになります。それにもかかわらず、いまだに自分の好みに合いそうなものを見つけるとつい購入してしまいます。
それは究極の1本というのか、これさえあれば他の香水は要らないというものにはまだ巡り合っていないからで、まだ付けたことのない香水を手にするたびに、もしかしたらこれがそうなのかも知れないと期待してしまいます。
もしかしたらそんな究極の1本などは存在しないかも知れないのですが、諦め切れていません(少し前に記事にしたノンブルノワールが製造中止になっていなかったら、そうなっていた可能性はあります)。
私自身はあまり恋愛に積極的ではなかったのですが、多くの相手と付き合った経験がある人の心境が少しだけわかるかも知れません。
どこかにいる運命の1人を探しているのでしょう。
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