共依存関係から脱却することは、とても難しいと思います。
一種の洗脳のような状態なので、まずは自分が洗脳されているということに気付かないと脱却出来ないのですが、それが難しいです。私のように依存的な存在、依存的な関係しか知らないと、それが普通だと思ってしまうからです。
その洗脳の内容は、煎じ詰めれば「思い通りにならないなら私は死ぬ」または「思い通りにならないならお前は死ね」という脅迫です。
健全な人間関係ならば、片方が一方的に義務だけを負うということはないのですが、不健全な人間関係はそのようなものです。その義務が果たされないなら関係を切断する、ということを言外に匂わせる。
そして、そのような一方的な関係が不健全であるということはわかるので、脅迫はほのめかすだけで、言葉のうえでは相手のことを思っているかのような素振りを見せたり、自分自身でそう思い込んでいることも多いと思います。いわゆる毒になる親や、DVの加害者などはおおむねこんな感じです。
ただし、毒親やDV配偶者が全員人格障害とは限らないと思います。自分も毒になる親に育てられたなどの理由で、健全な関係を経験したことがなかったというということがあるからです。
まずは、一方的に負担を負わされている関係に疑問を持つことが必要ですが、関係が破綻しそうになるか当事者の精神が破綻しそうになるかのいずれかがないと、なかなか気付かないかも知れません。
優しくて相手を思いやる心がある人ほど、気付きにくい。
このブログも、そんな人の目に止まるといいなと思って書いています。
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