乗っ取り

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次に私の生育環境ですが、人格障害の身内を持つと何をするにしても自分の人格や意思は否定され、何事もその人間が中心に回ることになります。例えて言うならば、常にハンドルは人格障害者が握っていて、私の方は助手席に縛り付けられて車に乗せられているような状態で、どこに進むかは決められないのですがその結果は自分に降りかかります。

特に私の身内は感情的な人達で、本人が感じている感情を周囲にも共有させることにたけており、多くの場合ネガティブな感情をぶつけることでそうしていました。周囲はそのことでひどく疲弊させられます。そして、逆にこちらが相手に対してそうすることは決して許されないのです。

人格障害者は人間関係において搾取的というようなことが言われますが、相手を一方的に振り回すだけでなく、感情を利用して相手の人格や意思というものを支配し、自分の思い通りに動く手足であるかのようにします。

私がいまだに感情的な人が苦手なのは、発達障害だからというだけではなく、そのような人格の支配があまりに長く続いたからだと思います。

私は自分が育った以外の家庭を知らなかったので、親というものは誰でも子供に対してそうしているのだとずっと思っていました。

そんな環境で育つと、自分の感情や自分の考え、自分の価値観などは持てないというか、持たないままになってしまいます。それが共依存と言われる状態です。

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