四条大橋から下流の眺めです。
私たち夫婦には子供はいません。子供が欲しいけれど授からなかったのでも、子供が欲しいと思わなかったのでもなく、私にとっては気づいたら子供がいなかったというような状態です。
正確に言うと、三十代をほぼ鬱病を患って過ごしたので子供どころではありませんでした。私にとってはそうでしたが、夫にとってどうだったかということまではわかりません。
子供がいないことをお子さんがいる人に言うと、必ず「楽ですね!」と即答されることが気になっていたので、記事にしようと思いました。
子供を育てることは、本当に大変なことだと思います。その大変さは、経験していない私にはおそらく一生わからないものでしょう。
ですが、子供がいないということに対して、楽だと決めつけられてしまうことには少し抵抗を感じます。
欲しいのに授からないというケースや、私のように病気をしていて気づいたら妊娠適齢期を過ぎていたというケースもあるからです。
病気と育児、どちらが大変かは人によるでしょうけれども、苦労して悪戦苦闘して育児をするということよりも、闘病のため子供を作るに至る余裕がないということの方が、一般的に言っても不幸ではないかと思うのです。
子育ては、楽ではないでしょう。
ですが、子供がいない人生が楽だとも限らないと思います。
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