私は果物が大好きで、春の苺、初夏のメロン、桜桃、夏の桃、この時期の梨、葡萄、柿、冬の林檎、柑橘類と一年中楽しませてもらっています。
ここ10年くらいの間に気づいたのですが、日本の果物はおしなべて確実に以前より甘くなっています。育て方なども工夫されているのではないかと思いますが、品種改良もされていると思います。
ですが、せっかくそのような苦労をされて美味しいものを作っているのに、無断で海外に持ち出されて栽培されてしまっている品種も多いようです。
多くの人の努力の結晶ともいえる品種や著作物に関する権利は、最大限守られなければならないと思います。
私が学生の頃はまだ著作権法などの知的財産権の授業はなかったのですが、これからますます知的財産権は重要な役割を果たすことになるでしょう。
そんな私も、違法にアップロードされた動画へのリンクを貼ってしまうことがあります。時間が経ったらリンクを削除したり、同時になるべく商品の紹介をしたりするようにしてはいますが、書店での常識的な立ち読みがとがめられることがないように、ある程度黙認せざるを得ない面もあるのかも知れません。
そのような訳で、今さらながら知的財産権の教科書を手にしました。とても興味深い分野だと思います。
私が最も好きな歌人であり俳人の正岡子規は、大の果物好きでした。有名な句も柿を詠んだものですが、死の床で綴った「仰臥漫録」には始終果物を食べていた様子が描かれています(「仰臥漫録」については機会があれば改めて記事にしたいと思っています)。
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