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オンラインで会議などをすることにも慣れましたが、やはり実際にあって話すのとは違って何らかの情報が抜け落ちてしまうようです。例えば顔色であるとか、声の感じのニュアンスが伝わって来ないです。

私は相貌失認で人の顔が記憶出来ないせいか、もしかしたらそうでない人よりもずっとそう思うのかも知れません。私が相手を認識する場合、顔ではなく全体の雰囲気や体格や服装などの情報を使っているようだからです。通信環境もよくないのかも知れませんが、画面越しだとほとんどそれらの情報は伝わって来ないです。よって、例えば今年度職場に来たばかりで今までオンラインでお会いしてはいても実際に会っていない人と、もしも街中ですれ違ってもまったく気づかないと思います。

会食が新型コロナ感染の原因だと槍玉に上がっていますが(実態は家庭や施設での感染が最も多いのですが、何故かいつも取り沙汰されるのが飲食店や夜の街や旅行です)、食事を一緒にしながら会話するというのは、「同じ窯の飯を食べた仲」という言葉が示すように古代から続いている人が親しくなる手段です。食事と会話は情報量が多いので、お互いをよく知ることが出来るのでしょう。一緒に食欲を満たすということ自体にも効果があるのかも知れません。アルコールが入ればなおさらです。人間社会の基礎と言っては言い過ぎかも知れませんが、それに近いものではないかと思います。

私自身は発達障害もあって社交的ではないので苦にはならないですが、人と会うこと、人と話すことが好きな人には辛い状況かも知れません。

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