何気なくSNSを眺めていたら、このようなツイートが目に入りました。
本当なのかはわかりませんが、医師の国家試験を受験するような人が平気で「メンヘラ」という言葉を使っていることに、ひどくがっかりしました。さらに、その言葉を批判する人がほとんど見当たらないことにも失望しました。
「メンヘラ」という言葉には、蔑視とは言わないまでも揶揄する意味があります。精神病は「気の持ちようだ」と軽んずる感じもあります。当事者以外では日常的にその言葉を使っている人でないと、出てこない言葉のような気がします。当事者や家族が見る可能性のあるSNSにその書き込みをするというのは、人としてどうかと思います。
ベテランの医師ならば患者の苦しみにいちいち感情移入は出来ないと思いますが、この人はそうではない。医師を目指す人がすべてそうだと思いたくはないですが、リプライを見る限り大同小異なのかなという気がします。
「メンヘラ」という言葉を使うことに抵抗感や疑問を持たない雑駁な精神。それは障害者や高齢者への蔑視、「病人」そのものの軽視につながるような気がします。
あなた達の「客」は一体誰なのですか?
患者の権利宣言
Comments