表情

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少し前に、化粧品メーカーの使うwhitening(美白)という言葉が肌の色で人を差別することを助長するものだから自主規制する、というニュースがありました。個人的には、そもそもこれまでずっと人のコンプレックスをターゲットにして来た企業が今さら何を言うのかということと、行き過ぎた言葉狩りは逆に企業イメージを下げるのではないかということがまず頭をよぎりました。

とは言え、肌は白い方が美しい、彫りが深く目が大きい方が美しい、スリムで脚が長い方が美しい…というような価値観に振り回されて自分を見失う若い女性は多いと思います。若い女性に限らず、シミやシワを気にしてアンチエイジングをうたう化粧品を購入したり整形手術をしたりする年配の女性も多いと思います。

私自身は、人を見た目で判断するなという言葉には半分くらいしか賛同出来ません。見た目で分かることは意外と多いからです。見た目の良さと収入には相関関係がある、という本も何冊か読みました。

昨日も書いたように、整形は必ずしも間違った選択ではないと思います。

シワに対する捉え方が違うのか、ハリウッド女優はシワ取りの整形をしているように見える人が多く、ヨーロッパの女優はあまり積極的にしていない感じです。昨年約30年ぶりにターミネーター最新作に出演したリンダ・ハミルトンは、アメリカの女優には珍しく整形していない感じで、年齢相応であることで逆に目立っていました。

顔のシワは表情を作るときに動かすところに出来るので、シワを消すと無表情になってしまいます。

若さを取るのか、表情を取るのか。

俳優を職業にされている人は、悩んでいるのではないかと思います。

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