女子校に入れられて浮いていた私ですが、それなりに合わせてグループで登下校したりするようになっていた頃のことです。
私がグループ外の人とあまり話さないことに対して、友人に「そんなんじゃダメだよ」と言われたことがありました。
それは、二重の意味で私にとって心に刺さる言葉でした。
一つ目は、私は人見知りのうえ少数の友人と深く長く付き合うタイプであって、突然社交的になれと言われても難しいこと。
二つ目は、女子校での暗黙のルールがわからないことから盲目的にみんなに合わせて過ごしていたので、自分の自由意志に従ってもいい場面とそうでない場面の違いがわからず、結果としてそうなってしまっていたこと。
どちらも今思うとASD(アスペルガー症候群)の特性である社会性の欠如からくるものだったので、自分ではいかんともしがたいものでした。
それだけに、友人の言葉は30年経っても私の心から消えることはありませんでした。
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