15年くらい前のことでしょうか。めったにテレビは見ないのですが、帰宅したらテレビがついていました。
正確な言葉やデータは覚えていないのですが、私達の世代は親の世代よりも貧しくなる見込みだ、というような内容でした。上の世代よりも貧しい世代が出てくるのは初めてのことだ、とも言っていたと記憶しています。
その時にはあまり気にとめなかったのですが、税や社会保険料がじわじわと上がってくる一方で昇給がそれに追いつかないことに気付き、そういうことなのかと徐々に実感しています。
親の世代の金銭事情については一概には言えませんが、例えば私の父は二浪して入った私立文系の大学を中退したという学歴で、転職を何度かしましたが就職先に困った経験はなく、狭いながらも一戸建ての家を建て、子供は一人っ子ではありますが中高と私立に通わせて大学にも行かせました。母は専業主婦で、パートをしていたこともなかったようです。
父は営業でしたが仕事嫌いを公言していて、あまり熱心ではなく、それほど仕事ができたとも思えません。早くに仕事をリタイアしましたので、職についていた期間は30年くらいでした。
子供である私は、バブル崩壊直後に社会に出ました。好景気というものを一度は実感してみたいと思いながら、30年近くがたってしまいました。早期リタイアどころか、定年退職後にも働かなければならないかも知れません。
仕事や金銭に関しては、上の世代の人とは分かり合えない部分があるだろうと感じています。
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