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私はアロマテラピーが好きというのか、ハーブの香りが好きで、時折芳香浴を楽しんでいます。

ですが、昨日書いたような「自然派」を謳う製品を使ってみて、いわゆるハーブの効能というものには少し疑念を抱くようになりました。

例えば花粉症にはユーカリやミントなどの精油がいいということで、試しました。確かに鼻に抜けるような香りがして気分は一時的にすっとしますが、鼻水やくしゃみが止まる訳ではありません。ハーブが薬と同等あるいはそれを超える効果を有するとは必ずしもいえないようです(セイヨウオトギリソウのような一部のハーブを除きます)。それほど効果が高いならば、医療の現場で用いられているはずだからです。

天然のものだからいい、植物が原料だからいい、副作用がないからいい、とも限らない。漆は天然のものですが、かぶれます。ジギタリスのように有毒かつ場合によっては薬になる植物もあります。乾燥に対して最も安全に皮膚を保護するものは、鉱物由来のワセリンのようです。

ハーブには、ハンドメイド、体にやさしい、というようなノスタルジックなイメージがあり、市場には精油で香り付けした「植物性」の、あるいは「ナチュラル」な製品が溢れています。

もしかするとハーブには現代の科学ではまだ解明されていない効果があるのかも知れませんが、個人がそれに期待するにはハーブを用いた製品はコストがかかり過ぎます。

ハーブにはコストに見合う効果が今の状況ではあまり期待出来ない、と言い換えてもいいでしょうか。

私はベランダでハーブを育ててもいますし、ハーブティーやアロマの香りを楽しみ、それに伴うリラックス効果やリフレッシュ効果は感じますが、自然派を謳う製品についてはもやもやする思いを抱いています。

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