温暖化による気候の変動なのか、雨の降り方が変わって水害が増えたような気がします。
一昨年は京都に大きな台風が来て、西本願寺の能舞台(国宝)や嵐山の渡月橋が損壊したほか、平野神社の拝殿が倒壊したりしました。私の自宅の近くのお寺も鐘楼が倒壊してそのままになっています。
私の好きな法然院の庭も、大きな木が倒れて様変わりしてしまいました。
2018年4月の特別公開のときの様子です。
昨年の秋の特別公開のときの様子です。木々が鬱蒼としていたのですが、スカスカになってしまいました。
ですが長い京都の歴史の中では様々なことがあったはずで、もしかしたらこんなことは大した変化ではないのかも知れません。
ついでに法然院の紹介です。
山門の茅葺き屋根は最近葺き替えたようです。
門を入ってすぐに砂を盛り上げた白砂壇があります。中を通ることにより、心身を清めるのだそうです。描かれる砂紋は季節によって違います。
庭は春や秋の特別公開の時に見せてもらうことが出来ます。境内そのものはいつでも自由に入れます。
ご本尊の阿弥陀如来(撮影禁止です)の前の床には、散華といって毎朝二十五菩薩をあらわす生花が25輪供えられます。
哲学の道のそばなので京都の東の端ですが、浄土宗のお寺らしい簡素な佇まいです。
茶室もあり、特別公開の時には見られます。
特別公開の時には、貫主の方が法話をされて多くの人が集まっています。
春には三銘椿といわれる椿(五色散り椿・貴椿(あてつばき)・花笠椿)が見られます。
春と秋の特別公開、どちらに訪れてもいいお寺です。
墓地には谷崎潤一郎や哲学者の九鬼周造、経済学者の河上肇などの墓があります。
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