個性

社会

発達障害は、障害なのか個性なのか。

よく、発達障害が障害ではなく個性なのだからポジティブになろう、というような言われ方をします。

確かに、個性と言われれば個性です。

そこでは、「個性」という言葉が「特徴」という意味で使われている。そういう意味では、発達障害は個性です。

ただ、「個性」という言葉には、その人独自のものというニュアンスがありますが、例えばADHDやASDのようにカテゴライズしようと思えばできる発達障害があるので、個性という言葉に私は少し引っかかりを感じてしまいます。

そしてその「個性」が社会生活を送る上で何らかの支障をもたらすのであれば、それは同時に障害にもなり得ると思うのです。

それは、特別な配慮を要する存在、ということに他なりません。

ですが、仮に発達障害の人だけの社会があったとすると、そこでは発達障害は普通のことなのですから、「特別な」ということは当てはまらなくなります。

要するに、障害というのは少数派である、というだけのことではないかと思うのです。

特に、私はASD(アスペルガー症候群)で、社会性やコミュニケーションに問題があるとされているのですが、社会や人間関係というものがなければその問題は生じません。

現実問題としては、人間はそもそも社会的な存在なので、社会や人間関係がなかったらという仮定は無意味ですが、ともかく社会がなければ障害は存在しない(主観的な「不自由さ」はあるかも知れません)。ASD(アスペルガー症候群)を抱えている人は「特異な社会性」がある人、と言い換えても通るような気がします。

ですが、それを「個性」と言いくるめてしまうと、社会が作り出している障害という側面がうやむやにされてしまう気がするのです。

この問題については、もっと深く考えてみたいと思っています。

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