浅田真央さんが好きで、かつてはよくフィギュアスケートを見ていました。浅田さんが素晴らしい選手だったことは論を俟たないですが、髙橋大輔選手は他のスケーターとは別次元の人だと思います。
ジャンプやテクニックがどうこうというのでなく、氷の上で「踊れる」人といえば髙橋選手です。
音楽との一体性は言うまでもなく、身のこなし方ひとつとっても圧倒的な表現力があります。
あまりスケートを見ずジャンプの種類を見分けることが出来ない人でも、優れたスケーターを見分けることは出来ると思います。上手な人はスケートそのものがなめらかでスピードがあるためリンクが狭く感じられ、要素がつまっているのでプログラムがあっという間に終わってしまう印象を与えます。
一昨年は32歳で競技に復帰されて嬉しい驚きでした。フィギュアスケートは10代が競技人生のピークだと言われることすらあることを考えると、途方もない挑戦だったと思います。世の中年男性は少なからず勇気づけられたのではないでしょうか。
髙橋選手が右膝の怪我と手術から復活してバンクーバーオリンピックのメダリストになったことが、今の男子フィギュアスケートの盛り上がりを作ったと言えます。
今年からアイスダンスに転向されるということですが、どのようなスケートを見せてくれるのか楽しみにしています。
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