昨日の続きです。
私のパーソナルカラーはサマーだと断定して書いていますが、プロの方に診断して貰ったという訳ではありません。ですが、所持していたメイクアップ用品と服のほとんどがサマー、それもミューテッドサマーの人が似合う色だったのと、試しにそれ以外の色の洋服やメイクアップ用品を身に付けてみると呆れるほど顔がくすんで見える(若い時と違って、パーソナルカラーを外した色だと覿面に顔色が悪くくすんで見えます)ことから、あえて時間とお金をかけるまでもなかった感じです。
日本人にはサマーが多いとされていますが、それは診断を受けに来る人がサマーに多いからではないかと思います。ベーシック・ナチュラルなメイクの色はベージュや茶色でいずれもイエローベースの色、無難とされるリップカラーはやはりイエローベースのコーラルピンクなので、それが似合わない・違和感があると感じる人がカラー診断を受けることが多いと思われるからです(同じくブルーベースの色が似合うウィンターの人はそもそも絶対数が少ないようです。そしてメイクアップ用品の色はここ4〜5年テラコッタカラーやオレンジ、ブラウンが流行していて、特にそれが似合わないのがブルーベースの人です)。売られているメイクアップ用品や服の色から推測して、日本ではブルーベースの人とイエローベースの人の割合は半々くらいではないかという気がします。
ですが、私はパーソナルカラーのことを知ってからもしばらくは自分がサマーだろうとは思いつつ、どうしてサマーに似合うとされるクリアな寒色が似合わないのか不審に思っていました。特に、サマー向けのアイシャドウの色としてよく挙げられていて、かつ店頭にもよく並んでいるのがクリアなラベンダー色なのですが、それが浮いてしまうというか強すぎてけばけばしくなって、とても似合うとは感じられなかったのが不思議でした(ラベンダー色でも服ならば何とかいけました)。
4分割ではなくて12分割や16分割のカラー診断のことを知ってようやく、自分はミューテッドサマーだと納得することが出来ました。私は顔の印象が弱いので、彩度が高すぎる色はサマーの色であっても顔が負けてしまうのです。そして、そもそも私の肌自体も冴えないというかくすんだ感じの色です。
簡単に言ってしまうと、グレーがかった寒色が似合うのがミューテッドサマーです。
メイクアップを始めてから今に至るまでほぼずっと手元にあったのがくすんだ水色とくすんだネイビーの入ったアイシャドウパレットで、ディオールのものをエスティローダーのものに、エスティローダーのものをまたディオールのものに買い替えても色は同系統で、ミューテッドサマー以外の人がつけたらおかしなことになる代物です(今はその色のゲランのパレットを持っています)。口紅はくすんだローズ色ばかり、服はといえば黒を除けばネイビーとグレーばかり、差し色に使っていたのはやはりくすんだ水色やぼんやりした紫色です。
それは好みの幅が狭いのではなく、似合う色の幅が狭いからそうなっていたのでした。
明日に続きます。
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