私には完璧主義というのか収集癖のようなものがあって、好きなアーティストの作品は全部集めたくなってしまいます。
例えば少し前に亡くなったプリンスは膨大な量の音源を残しているのですが、デビューアルバムから最後の作品(本人が関わった最後の作品は配信のシングルでした)までを時系列に並べてiPodに入れ、通勤時間などに聴いています。他のアーティストに提供した曲など関連作(別のプレイリストにしています)を全て含めると、データ量でいうとiPod nano (15GB)がいっぱいになるくらいです。よって、手元にはプリンスの曲だけが入ったiPodが1台あります。プリンスの場合、海賊版で出回っていた未発表曲を入れたらもっとデータ量は多いのではないかと思いますが、そこまではiPodに入れていません。現役の人は新しい作品を出すので、その都度それをプレイリストに加えて行きますが聴くのはやはり時系列です(プリンスの死後に出た未発表曲は別建てというのか、別のプレイリストにしています)。
そんな訳でいまだにiPod nanoをいくつか愛用しているのですが、もう製造していないのが残念です。iPod nanoは軽さも魅力だったのですが、あまりに軽いために服のポケットに入れたまま気付かず洗濯機を回してしまったこともありました。iPod touchは容量は大きいのですが大きくて重いことと、プレイリストを聴いていて中断してしばらく経つと曲の頭に戻るのですが、もっと時間が経つと勝手にプレイリストの最初の曲まで戻ってしまうことが私にとっては便利なようで不便です。
京都から神戸の職場までの通勤時間は片道約2時間半ですが、そんな感じで様々な人の音楽を時系列で聴いていることが多いです。時系列で聴くと、声の変化や機材・作風の変化などにも気付いたりします。
もしかしたらそんな聴き方をしているのは私だけなのかも知れません。そもそも若い人は曲単位というのか、アルバム自体にもこだわりはなさそうです。iPodなどの再生専用の端末ではなくてスマートフォンを使っている人も多いと思います。そして今はストリーミングが主流なのだと思いますが、私自身は定額聴き放題などには今のところあまり関心がありません。
いずれにしても、とてもアスペルガー的な音楽の聴き方ではないかと思ったので記事にしてみました。
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