フルーティシプレの投稿の続きです。
ディオールディオール(ルドニツカ、1976年)
- トップ:アルデヒド ライラック ジャスミン
- ミドル;ナルシス リリーオブザバレー
- ベース:オークモス ウッディノート アンバー (Fragranticaより)
フルーティシプレというよりはフローラルシプレに分類されるフレグランスだと思いますが、エドモン・ルドニツカのディオール3部作(ディオレラ、ディオラマ、ディオールディオール)とでもいえるものの1つです。
先日eBayで112mlのオードトワレを2万円くらいで購入しました。以前記事にもしたように、eBayでもフェイクが売られていたりしますので真贋はわかりません。嗅いだ感じでは、少なくとも当時の品であることは間違いないようです(トップのアルデヒドが若干焼けた香りがしています)。
3部作と書きましたが、ルドニツカ自身がそのように意識していたかどうかはわかりません。ですがこの3つはよく似ていて、ディオールディオールはディオラマとディオレラの中間に位置する感じです。そして、3部作はファムとパルファムドテレーズとも共通する部分が大きいです。
どれもシプレだという以外に、ルドニツカの理想というのか生涯をかけて追求した香りがこの延長線上にあると感じさせられるものです。
ルドニツカのシプレが似合う女性は、飾らないけれど品のある芯の強い人のような気がします。自分がそうなるには程遠いのですが、せめて香りが似合わない状態からは脱したいと思っています。
Comments