自覚

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48歳でASD(アスペルガー症候群)ということがわかった訳ですが、それ以来4年間いろいろ調べるにつれて自分の自閉度というのかASDの度合いがかなり高い方ではないかということがだんだんわかってきました。こだわりがとても強く、また、ADHD的というか不注意な部分も結構あるかも知れません。

不思議なのはずっと対人関係に問題を抱えていたにもかかわらず、48歳になるまで見過ごされてきたことです。学校でも職場でも、お客様というのか周囲に馴染めなかったのは誰が見ても明らかだったと思います。ただし、それを自覚していたかというとそうではなかったと思います。

今から思えば大学生くらいの頃には既にうつ状態ではなかったかと思うのですが、そもそもその自覚もありませんでした。当時の私にはしたいこともなりたい目標も全くなかったです。友人も出来ず(実際には友人と言える人は結構いたとは思うのですが、心を許せる人がいなかったです)、一人でうつうつとした毎日を過ごしていました。うつが辛いというよりは、自分の周囲の人が皆悩みとは無縁の自由でキラキラした生活を送っているように見えたことが辛かったです。

唯一当時からずっと思っていたことは、自分はどうして他の人のように要領よく立ち回れないのだろうということでした。

発達障害なのだから要領のよさなどある筈もなくないものねだりなのですが、自分について自覚していたことは本格的なうつになるまでそれくらいでした。

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