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日経平均が29年ぶりの高値というニュースがありました。

ということは、株価の低迷は私が最初に社会に出てからの期間とほぼ同じで、まるごとバブルの後処理だったということなのでしょう。

この約30年は何というのか、全速力で走っているのにまったく前に進まないどころか退行している、でも走ることはやめられない(やめると脱落=死ぬから)、私にとってはそんな感じでした。

特に2度目の就職(2000年)以降は、仕事はどんどん増える一方なのに下手をすると収入は減っている感じです(増税と社会保険料の増加)。私だけではなく、そんな人は少なくないと思います。職があるだけましなのかも知れません。

そして、そのしんどい状況が変わるとも思えないです。

今のこの株価は実体経済とは乖離していますので(投資の避難先)バブルとも言えず、単にまた経済格差が広がる結果をもたらすだけでしょう。

高度経済成長やバブルの頃の方が豊かだった、ということを言いたいのではないです。むしろ、今現在社会資本は過去のどの時代よりも整備されていて、便利で安全な社会になっています。バブル崩壊以降もずっと平均寿命が伸び続けていることがその証拠です。

ですが、今日より明日の方が良くなるという希望がある場合とそうではない場合とでは、人間の意識は天と地ほど異なるのではないかと思います。

私に子供はいないのですが、希望がある社会を下の世代に残すことが出来なかったということを、実に不甲斐ないと思っています。

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