鬱病の症状は言葉にしにくく、理解が得られにくいというようなことを書きました。
それに関連して以前に書いたことですが、転職しようとして面接を受けたところに職場の人が先に転職していて、鬱病のことがわかってしまい失敗に終わった経験があります。
何かのきっかけで、同じ鬱病を患う友人にそんなことがあってまだ社会の理解は進んでいないというようなことをぽろっと言ってしまったところ、強い口調でそれは当然であって、理解を求めたいなら風俗産業に行きなさいといわれて驚きました。
自分には無理だと彼女に言うと、結婚していてもこんな年齢でも需要はあると言い、私が今の職にしがみついているのは人聞きがよくて楽でお給料がいいからだと返されたので、言葉を失いました。
確かにそのように思われがちな職場であることは否定できませんが、何人も鬱病にかかり中には自殺を選んだ人もいる職場で自分なりに必死に仕事をこなしていただけに、友人がそのような目で私のことを見ていたことに気づかずにいたので、驚きました。
とは言え、確かに鬱病であることを明かして就職することは、障害者枠を除いて、いまだにとても難しいことではないかと思います。いつ体調不良で休んでしまうかわからない人や、寛解していたとしても、いつ再発するかわからない人を喜んで雇うところはあまりないでしょう。
個人的には、鬱病になるような人は根が真面目なので働き方さえ工夫すればとても信頼できる人材なのではないかと思っているのですが、友人が言うことも一理はあると思いました。
彼女には私が世間知らずで甘えているように見えていて、それはある意味その通りだと思います。
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