鴨川上流の高野川と五山送り火の「法」です。
危機のときには、人や組織の本質が表れると言われます。日頃、何を考えどのように心がけているのかがわかってしまうようです。
例えば水害や震災などの時にどのようなことを言い、どのような行動をとったか。
あるいは、卑近な例では突然誰かが亡くなった時などにも、振る舞いから人の本質がわかることは多いです。
それは危機の訪れによって余裕がなくなり、飾りや付け焼き刃が剥がれるからなのでしょう。
組織では、よくリスクマネジメントや危機管理の重要性が説かれますが、管理が可能なものはそもそも危機には該当しないと思います。
よって、危機に対しては、日頃から様々な状況を想定しておくくらいのことしかできないのではないかと思いますが、しないよりはいいのでしょう。
何となくですが、生活というものを構成する鎖があったとして、危機の際には弱い輪から切れる、というイメージがあります。
自分の周囲の弱い輪がどこにあるのか、平常時に見定めておけるといいなと思っています。
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