近頃、有名人のネットでの政治的発言が良くも悪くも話題になっているようです。日本ではこれまであまりないことだったからかも知れませんし、SNSの発達も理由の一つでしょう。
これまでそれほど意識せずに海外のミュージシャンやアーティストの政治的発言や政治的活動を見ていましたが、いい意味で反権力というのかリベラルな人が多いようです。それは、表現行為の自由を大切にしているからこそなのでしょう。
私が最も好きだったアーティストのプリンスが亡くなって4年になります。晩年の曲ボルチモアは、黒人の青年が白人警官に命を奪われたボルチモアの事件を歌ったものでした。ですが、先日プリンスが生まれ生涯愛したミネアポリスで同じような事件が起き、暴動に発展しました。
(6月8日追記)プリンスの誕生日に合わせて、ボルチモアのオフィシャル動画が公開されました。
亡くなった方は地元でDJもされているラッパーということで、ボルチモアの曲や、ボルチモア事件に対してプリンスが抗議の意味でペイズリーパークで行ったコンサートのことはよく知っていたに違いないと思います。
ただ、ボルチモアの事件にしてもミネアポリスの事件にしても、背景は黒人対白人という単純な構図ではないようです。
ミネアポリスの事件を受けて、プリンスの財団はそのコンサートの動画(音源)を公開しました。DREAMERという曲です。
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