下手

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2021年1月8日追記:誤って1月6日分と同時に公開してしまっていたようです。特に付け加えることもないのですが、そのまま改めて公開し直します。

子供の頃から集団でする球技が苦手でした。特にバレーボールやバスケットボールなどでボールを上手く扱うことが難しかったです。体育の授業でこれらの競技をしなければならない時には、ひたすら誰かの迷惑や邪魔にならないように小さくなっていました。ボールがぶつかって痛い思いをさせられるのも嫌で、一方的にボールをぶつけられるだけの結果となるドッジボールなどは恐怖の対象でした。

球技が下手だと、競技している間ずっと自分がとてつもなく鈍くて要領の悪い間抜けな人間であるかのように感じます(実際出来る人からはそう見えるのかも知れません)。

テニスや卓球などの個人競技も下手さは似たり寄ったりなのですが、ボールが小さいのと個人単位なので人に迷惑をかけることがあまりないという点では少しましでした。

走ったり泳いだりといったこと自体は、人並みというのか不得意でも得意でもないのですが、縄跳びや鉄棒や跳び箱のような器具を使ってする運動も球技に負けず劣らず苦手でした。

今ならばそれは発達障害だからだと納得出来るのですが、手先はそこそこ器用なのにどうして扱うものがボールになると途端に不器用になるのか自分でも不思議でした。

そういえば、体育館の足音やボールの音などの反響音も苦手でしたし、校庭で太陽の光が眩しいのも砂埃も苦手でした。定型発達の人は気にならないのかも知れません。

そもそも球技は敵味方に分かれて点数を争うもので、それ自体があまり私の性格には合わないようです。集団で何かをすることが好きではないですし、点数などどうでもいいと思ってしまうところがあるからです。

大学で必修だった体育の実技の授業は1年間ずっとソフトボールの試合でした。時間割の都合でその授業しか取れなかったのです。キャッチボールなどの練習を除いてボールにさわれたのは、ライトフライを取ろうとして(9番打者でライトを守っていました)目に当たった1回だけでした(笑)。何よりも例えば自分の打席が悪いタイミングで回って来たような時には、同じチームになってしまった人に申し訳なくて消え入るような思いでした。

それでもどうにか単位を貰って、これでもう体育の授業は一生受けなくて済むと思った瞬間(笑)は本当に嬉しかったことをはっきり覚えています。

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