作法

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昨日は食べ残しについて書きましたが、お茶碗についた米粒を残したらダメな人とそうでない人、お箸の正しい持ち方にこだわる人とそうでない人がいるようです。

どちらも、日本人らしいこだわりではないかと思います。

禅宗寺院などでは食事も修行なので、最後にお茶碗にお湯やお茶などを注いで、香の物などでぬぐって食べて、洗う必要がないくらい綺麗にすることになっているそうです。おそらく、箸も正しい持ち方をされるのでしょう。

私の両親はどちらも間違った箸の持ち方(鉛筆持ち)をしていますが、私は正しいとされる持ち方なので、それを知った夫に不思議がられたことがありました。それまで私は自分の箸の持ち方を意識したことはまったくなかったのですが、正しい箸遣いを幼児の頃誰に教わったのかはよく覚えていません。

正しい持ち方だと見た目が綺麗ですし、例えば細かい骨のある魚などを食べやすいのではないかと思いますが、それも人それぞれかも知れません。

姑について「箸の上げ下ろしまでうるさい」という表現がされるように、箸遣いは気になる人には気になるけれど、気にならない人には気にならないのでしょう。

食事のマナーは習慣によるところが大きいですが、周囲に不快な思いをさせずに美味しく食事をすればそれでいいのはないかと思います。

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