昨日に続いて法律について書こうと思います。
私は発達障害のためか、あまり人や社会に関心がありませんでした。今でもそうです。学校でも、歴史を除いて社会科の授業は退屈に思えて苦手でした。社会も法律も人間が作っているものなので、人間に関心がなければそれらに関心の持ちようがありません。
日本に限ったことではないと思うのですが、法学部に進学するような人は文系でも成績が悪くない人が多いためか、あるいは実利重視で就職のことを考えている人が多いためか、同級生は同じ年齢なのに自分よりもずっと「しっかり」していました。自分が何を求めているかも、どうしたらそれを実現出来るのかも計画済みという感じで、良くも悪くも社会適合性が高い人が多かった気がします。
一方、私は当時も今も自分が何をしたいのかさえわからず、ぼんやり浮世離れしています。
法律は、昨日も書いたように暴力そのものであり、人間の欲望を具現化したものであって、小難しい理屈は後からつけている、そんな印象が拭えません。つまり、欲望を実現させるために生馬の目を抜きつつ、うまく世渡りをしたい人が武器にするものだと思います。
法律を齧っていたら確かに役に立つこともありますが、法律は決して私の人生を豊かにはしてくれなかったようです。