エコ

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新型コロナウイルス感染症のため、都市機能などがストップした結果空気が綺麗になって、例えばカトマンズからチョモランマ(エベレスト)が見えるようになったというようなニュースがありました。日本でも、九州地方の空気がかなり綺麗になったそうです。

そもそもエコロジーは、人の経済活動とは相容れないというのか、相反する部分があるもののようです。

私にはベランダで植物を育てた経験しかありませんが、農業自体が自然に反しているところがあるようです。空き地を放っておくと雑草が生え、長い時間をかけて森林へと遷移するということを生物の時間に教わりました。農業は、この自然の動きに反するものです。肥料を与え、雑草は抜かなければならないし、害虫も退治しなければなりません。飢えた経験はなくても、自然に反するからと言って農業を否定する人はさすがにいないでしょう。さらに、無農薬野菜や有機作物は、コストがかかるので高くつきます。

エコであることは、もちろん素晴らしいことです。ですが、経済活動との関係でいえばコストが余分にかかります。地球温暖化ガス排出などについて先進国と開発途上国の意見が分かれるのも当然で、エコはある意味贅沢品とも言えると思います。

エコロジカルな生活をするためには、ある程度の豊かさが必要です。そういう意味で、エコという言葉には偽善が付きまといますし、ファッション感覚でエコロジーを唱える人も多いようです。ビジネスチャンスもたくさんありそうです。

そういえば子供の頃、このままでは石油は21世紀までには掘り尽くされてしまうだろうと学校で聞いたように思います。

ですがまだそうなっていないところを見ると、人間の知恵はそれほど捨てたものではないような気もします。

 

 

 

 

 

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