ため

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昨日の続きです。

未解決の課題や心に抱く矛盾は、人にストレス(いい意味でも悪い意味でも)を与えます。

例えば、娘の経済的自立が嬉しくもあり心細くもある母親が、一貫しない言動を取ることにより、娘を動けなくしていることがあります。

そのような心の中の矛盾はストレスになるので、それを意識しないでいられるよう、人は無意識に自分で自分を騙すことがあります。

例えば、その母親は娘の自立を阻むような自分の言動を娘の幸せを願っているからこそだと思っていたりします。

矛盾に直面することによる精神的な破綻を防止するための、自己欺瞞といわれる心理作用です。

自己欺瞞は特別な人が陥るものではなくて、誰もが無意識にそうすることがあるようです。例えば、利己的な動機をそうではないものに自分の中ですり替えて正当化する。

自己欺瞞の結果、自分の抱える課題や矛盾に気づかないので、人間関係に何か問題が生じたときに相手の方に原因があると思い込んでしまいます。この思い込みに気づいて修正することは、とても難しいようです。

また、相手にとっては、自己欺瞞に陥った人の言動は指摘が難しいながらもどことなく信頼できないので、その人間関係を維持するためには多くの心理的エネルギーが必要になるため、心の重荷、すなわちストレスになります。

毒親になってしまう人の多くは、特別な性格を持つ特殊な人ではありません。

どこにでもいる普通の人が、自分の言動は子供のためだと終始思いながら、自分の引き受けるべき課題や心の中の矛盾を無自覚のまま子供に投げかけ、親子関係に問題が生じたときには子供の方が原因を作ったと思い込む、そんな姿勢で子供に接する。

そうした、無自覚な自己中心性は誰にでもあります。

それをいかに自覚するかということが、毒になるかならないかの違いではないかと思います。

毒親になってしまう人に欠けているのは優しさではなく、客観性です。

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